先日の水曜と土曜は、夏期講座3回目の室内講座でした。
7月の講座の緑色の混色と彩色の仕方を踏まえ、今回は花の咲く風景の描き方をテーマに実施しました。野外で花の咲く風景を描く場合、室内で切り花など静物を描く場合とは捉え方も描き方も技法も異なります。静物の花の場合は、花(と花瓶)とその背景を考えて描きますが、花が咲いている風景を描く場合、風景全体を考えながら明暗や遠近を捉えて描き進め、その中で花を主役として1枚の絵として仕上げていくことになります。様々なことを考慮しながら描き進めますから、難易度も格段に高くなります。
午前中はバラの花に近づいて大きく捉えた様子を、午後はラベンダーやバラなど2種類の花の咲く風景からお好みの風景を選んで頂き、花の特徴を捉えた描き方や彩色のポイントなどを説明しながら受講の皆さんと一緒に描きました。
四季いろいろな花が咲き、そのひと時を楽しみながら1枚の絵として描き留める・・・。スケッチは年を重ねるほど楽しいものですね。
今回も猛暑の中を受講いただき感謝!です。